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吃音治療の方法と具体例

言語障害などを治療する言語聴覚士(ST)が基本的には治療を行う。診断は、吃音の治療を手がけているSTがいる耳鼻咽喉科[13]などの医師が行う。また神経内科などでも医師に吃音の知識があり、吃音治療を行うSTがいれば診断可能な場合がある。精神科や心療内科などでも、通院・在宅精神療法や投薬治療を受けず、初診料と再診料のみの診療報酬請求しか行わないならば、吃音症のみの診断名で基本的には受診可能である。治療法には、 * 言語療法:丹田部に力を入れ、第一語を引き伸ばしてゆっくり話す抑制法や、楽にどもりながら話すバウンズ法(修正法)などがある。 * 呼吸法 * 系統的脱感作療法的訓練:軽くどもりながらスピーチして馴化させたり、どもって緊張した場面や、訥言(どもり易い苦手な言葉)や嫌な場面を想像し、難易度や不安感の低い順に、抑制法や修正法などを交えながら発声訓練する矯正法。6 - 8名での訓練が効率的で効果的とされる。行動療法の一つ。 * 言語聴覚療法:FAF、AAF、DSAなどの聴覚フィードバック装置[14]などを利用した治療法。ただ、アメリカの一部の研究者は聴覚言語療法は一部の吃音に効果があるだけで、多くは効果が消滅してしまうと言っている[15]。また最初は良くても効果が薄れ再発するという説がある[6]。だが、一般的には吃音者の1/3に効果があり、「発話運動の再学習」が完全に成立しないうちに使用を止めて再発する人も確認されている[7]。また、いくつかの種類の装置を組み合わせて訓練すると効果的であるとされている。国立身体障害者リハビリテーションセンター(後述)はFAFを設置している。 * 薬物療法 * 認知行動療法、行動療法、心理療法 * バルサルバ反射抑制法などがある。


吃音治療の難易度

完治しやすい吃音(子供の吃音)と治りにくい吃音(大人の吃音)がある。幼児期(言葉を話し始める最初の時期)は、左右の脳の機能分化が進んでおらずどもりやすい。その頃は吃音を意識していない場合が多いので、この時期における早期治療が重要になる。学齢期前前後の小児吃音は、環境調整を主とした治療で治ることが多く、厚労省の調査では約80%が自然治癒している。しかし、成長していくにつれて、周囲の吃音への否定的反応などが理由で、吃音は条件反射付けられ、定着していく。これが治療の難しい大人の吃音である。 「(吃音を自覚している)大人のどもりは治らない」という診断もみられるが、一概に不治とは断定できないことを示す統計データが示されている。90年代の吃音治療(言語療法)による吃音治癒率は一般的に約35%[16]とされ、1/3は満足に至るまで治すことができる。そして、根治する人も中にはいれば、根治しなくても矯正すればある程度、吃音の状態が改善する人もいる。
引用: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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